三度の飯より授業が好き

生徒の学力向上に真正面から挑む塾講師の勉強ブログ

【読書】科学的とはどういう意味か 森博嗣

・科学的=「方法が共有され、他人に再現できる」「批判される過程で慎重に受け入れる(受け入れられていく)」「理論に基づいて考えれば正しく現象を予測できる」 ・数量を把握することが、現実を正確に掴むことにつながる ・多くの科学は自然の観察から始…

【読書】使える脳の鍛え方 成功する学習の科学 ピーターブラウン他

【新しく学んだことを想起練習する】 「想起練習」とは何かー自分でクイズをすること。再読ではなく、記憶から知識や技術を思い出すことを学習の中心に置くべきだ。 どう勉強法に取り入れるかー教科書や講義ノートを読むときに、ときどき手を止め、テキスト…

【読書】教師の話し方 多賀一郎 佐藤隆史

【発声のメカニズム】 「話す力」の一番の土台のようなものは何かと言えば、それは「声」です。確実に声を届けるということです。確実に声を届けることなしには教室で教師の役割は果たせません。そのために、自分の声を知ることがまず大切です。 自分の声を…

【読書】勉強嫌いを好きにする9の法則 教師の勝算 Daniel T.Willingham

【脳は考えるのが得意ではない】 一般的に信じられていることとは逆に、脳は「考える」ようにはデザインされていない。脳は考えるのがあまり得意ではなく、なるべく考えるのを避けるようにできているのだ。「考える」というのは時間がかかり、不確かなことだ…

【読書】勉強法が変わる本 心理学からのアドバイス 市川伸一

【教科書の用語を説明してみる】 自分がわかっているのか、いないのか、どうももやもやしているというときに、説明できるかどうかでチェックしてみるというのはすごく大切な勉強法だ。 自分で練習や確認をするときに「用語集」として使えるのは、教科書や参…

【読書】プロ教師の「超絶」授業テクニック 中土井鉄信

【子どもが「わかる」解説】 動機づけの理論は、色々あります。ここでは、次の公式を取り上げてみます。 動機づけ(やる気)=価値(結果に対する評価・感情)×期待(上手くいきそうだという実感) 価値とは、簡単に言ってしまえば、結果に対する報酬です。…

【読書】勉強大全 伊沢拓司

【基礎=簡単ではない】 そもそも「基礎」とは何なのでしょうか。使う文脈によってその意味は大きくブレてきますから、ここでバシッと決めてから進めましょう。 僕がここでいう基礎とはずばり、「教科書に直接書いてあること」です。数学なら「例題」として…

【読書】中学生の「間違い直し勉強法」 伊藤敏雄

【答えを書き込んでもできるようにはならない】 問題集を解いて答え合わせをするときに、間違えた問題は赤ペンで答えを書き込む人がほとんどのようです。 多くの中高生がこのように問題集を解いていますが、これって正しい勉強法でしょうか?実際のところ、…

【読書】子どもがつまずかない教師の教え方10「原理・原則」 伊藤敏雄

【ARCS(アークス)モデルで授業をデザインする】 ARCSモデルというのをご存じでしょうか。ジョン・ケラーという人が提唱した動機づけモデルです。注意(attention)、関連性(relevance)、自信(confidence)、満足(satisfaction)の4つで構成されています。 板…

【読書】授業の腕をあげる法則 向山洋一

【第六条=細分化の原則】 指導内容を細分化することが必要なのである。 つまり、「細分化して、解釈をし、イメージ化せよ」ということである。 子どもには文字として与えるより、映像・音楽として与えよということである。 ただし、国語・算数などの指導で…